リレンザの開発経緯について

リレンザは世界で初めて開発されたインフルエンザ治療薬で本来の薬としての名前をザナミビルといい、A型インフルエンザウイルス及びB型インフルエンザウイルスに効果があります。ノイラミニダーゼという酵素の一種が働き、インフルエンザウイルスが他の細胞に感染・増殖するのを防ぎます。
リレンザの歴史ですが、まず、1989年にオーストラリアの ビオタ社が世界で初めてのノイラミニダーゼ阻害薬としてザナミビルを開発します。その翌年の1990年にビオタ社がグラクソ(現在のグラクソ・スミスクライン)に販売ライセンスを独占提供するのですが、この時につけられた商品名がリレンザで、今もその名前が世界に広く知られています。
リレンザの開発はノイラミニダーゼ蛋白のX線による三次元構造解析により、ノイラミニダーゼの立体構造モデルを元に分子設計するという当時における最新の手法でつくりだされました。
ちなみにインフルエンザ治療薬としてはタミフルが有名ですがタミフルはこのリレンザを真似て作られた薬なのです。
リレンザの開発秘話として、ヒト以外のインフルエンザウイルスを使って実験がされたという話があります。それは馬インフルエンザウイルスです。日本では1971年に馬インフルエンザが大流行して競馬のレースに影響が出たこともあります。
馬インフルエンザウイルスにはヒトとは違うH7N7とH3N8の二つの株があることで知られていますがリレンザを活用した結果、見事ヒトのウイルスと同様に増殖を抑制することができました。
40年以上も前に流行した馬インフルエンザがまた流行するようなことがあればリレンザの名前が大きく報道されることがあるかもしれません。

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